介護タクシー

介護タクシー

介護タクシー

 

ここでは、タクシーという職業以外の選択肢として、介護タクシー概要とその内容について説明していきます。
 

 

介護タクシー、その仕事内容とは?

タクシー運転手という職業の他の選択肢として、介護タクシーが挙がられます。
 
これから高齢者の数が多くなるにつれて、介護タクシーのニーズは増加していくと予想されます。
 

介護タクシーとは?

介護タクシーとは、運転手又は乗務員がホームペルパー2級の資格を持っている場合の事を指します。
 
運転手又は乗務員が運行だけでなく、ヘッドからの移譲サービス、乗降サービスも行います。体が不自由な方に対して、介助サービスを行うことで、利用者の移動全般のサポートを行うのが、業務内容になります。
 
また介護タクシーは、車椅子やストレッチャーなどに乗ったまま利用出来るように、車両自体にリフト機能やスロープなどの設備が付いています。
 

 

 

今や介護を受ける人口は全国で600万人を超えています。
要介護予備軍の方まで含めるとその数は年々増加しています。
 
介護をする側される側にとって、気持ちよく快適に外出できる方法というのは実は十分ではありません。
そういった方に便利なのが介護タクシーです。
 
公共交通機関では補えない介護者の足として介護タクシーはなくてはならない存在です。
それでは、介護タクシーとはどういったものなのでしょうか。
 
介護タクシーは介護保険タクシーと同じように思われがちですが、内容が異なります。
 
簡単に説明しますと、介護タクシーは乗車される方とドライバーの乗車の現金払いのみです。
 
一方、介護保険タクシーは介護保険を利用します。
利用者からの申し入れを受けて、ケアマネージャーが介護保険タクシー事業者を選定しサービスを申し込みます。
 

利用者はタクシーの利用の際に介護保険の1割を現金にて支払うだけというタクシーです。
残りの9割の利用料は国が負担してくれます。
 
金額的には介護保険タクシーが利用料は少なくて済むのですが、利用者が介護者認定を受けていることや、事前の予約が必要になるなどの点で普通のタクシーとは異なります。
 
そして介護タクシーと介護保険タクシーの一番大きな違いは、介護タクシーが利用される方の病院等までの送迎のみを担当することと比べると、介護保険タクシーには利用される方の身体状況に応じて介助も頼めることが一番大きな違いです。
 
ベッドから車いすなどへの移乗やトイレ介助なども含まれます。
そのため、介護保険タクシーを運転するドライバーはドライバーとしての資格はもちろんのこと、ヘルパー2級、ヘルパー1級、介護職員基礎研修終了者などの資格が必要になります。
 
介護人口が増えていることを考えると、送迎だけを担当するという介護タクシーよりも介護保険タクシーの方が需要があることがわかります。
 
ヘルパー有資格者が介護事業に就いていない点を考えると、タクシー事業へ参入してくる有資格者の方もいらっしゃるでしょう。
 
介護タクシーの車両についてですが、こちらは事業者や地域によっても異なるようです。
 

普通の乗用車タイプの座席の一部が飛び出してくるような車両タイプもあれば、車いすのままの乗れるように座席が作ってある軽ワゴンタイプの車両などもあります。
 
もちろん通常のタクシータイプもあり、どういった車両が使えるのかはタクシー会社への問い合わせになります。
 
介護タクシー、介護保険タクシー、福祉タクシーこれらのタクシーは地域によってとらえ方に若干の違いがあったりするため名称と内容が多少ずれている場合があります。
 
ご利用の場合は地域のタクシーについて調べてからご利用することをお勧めします。
地域の介護タクシーを上手に使って気分転換できるといいですね。

 

一般のタクシーと介護タクシーの違い

介護タクシーは、利用者の方の自宅から目的地までの移動のサポートを行います。
 
自宅の玄関先から乗車まで、運転手が利用者の移動の介助を行い、降車についても介助を行います。
 
また、ベッドから車椅子への移動介助や、歩行におけるサポートも、運転手が行います。
 
それに対して、一般のタクシーは自宅付近の道路から、お客様自身が自分で乗り込んで頂き、目的地まで運行します。
タクシー運転手は、タクシーに乗ったままで、介助などは行いません。

 

介護タクシーと福祉タクシーとの違いとは?

福祉タクシーは車両自体が、リフト機能やスロープなどの設備を備えているだけで、運転手はホームペルパー2級などの資格を持っていない為、利用者の移動介助などを行うことが出来ません。
 
ですので、車椅子のまま、車両に乗ることは可能ですが、運転手以外の家族の方が、ベッドからの移乗や車の乗降のサポートを行わなければなりません。
 
その反面、介護タクシーは、運転手又は乗務員がホームヘルパー2級の資格を持っています。ベッドからの移乗サービス、乗降サービスも行います。
 
運転手または乗務員が介助をしてくれ、車椅子のまま、利用出来るのが介護タクシーになります。
 

 

 

 

 

以上が、介護タクシーの簡単な紹介になります。
 
介護タクシーはお客様を目的地まで運ぶ以外に、移乗の介護を行うなど、行う業務の幅が広くなりますが、よりお客様と接する機会が多くなるので、やりがいを感じる場面を多くなると思います。
 
これからの社会にとって、ニーズが増えていく仕事になると思いますので、タクシー運転手という仕事以外の選択肢として、考えておくのも良いかと思います。

 

 

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