タクシー運転手の勤務形態
ここでは、タクシー運転手の勤務形態について、詳しく説明していきます。
隔日勤務
タクシードライバーの勤務形態で最もポピュラーなタイプです。
1日働いて、1日休みというシフトで、基本は11~12乗務で最大13乗務まで可能です。
1回の勤務の拘束時間が最大で21時間になる為、翌日は必ず明けでお休みになります。
この明け休み以外に通常の公休がプラスで間に加わります。
これは、行政から隔日勤務の自動車運転者の1ヶ月の拘束時間が、原則262時間と定められているからです。
1乗務の拘束時間は21時間、13乗務の場合は時間調整をして、1ヶ月の総乗務時間が262時間に収まるようにします。
また勤務中は途中で3時間の休憩を行政から指導されていますが、休憩をしっかりとる運転手もしれば、そうでない運転手もいます。
※勤務時間、勤務日については各社の規定に準じます。
昼日勤
昼間の時間帯の勤務になり、夜の時間帯は勤務しません。
隔日勤務と異なり、毎日乗務して、週2日の休日を取る形態になります。
月に最大で25~26日、1日10時間ほど乗務が可能です。
※勤務時間、勤務日(出番)については各社の規定に準じます。
夜日勤
夜間の時間帯の勤務になり昼間の時間帯は勤務しません。
隔日勤務と異なり、毎日乗務して、週2日の休日を取る形態になります。
こちらも昼日勤と同じように、月に最大で25~26日、1日10時間ほど乗務が可能です。
夜の時間帯を担当する夜日勤はおよそ9時間前後の勤務時間となります。
割増料金の獲得が見込める時間帯の勤務のためタクシー運転手には魅力的です。
しかし、夕刻に勤務し始めて深夜の2時や3時に勤務が終えるため、会社と自宅の往復で毎日が終わり、休日は疲れ果てて寝てしまって終わりということは充分ありえます。
夜専門の日勤は、とても稼ぐことが出来ます。しかし生活がかなり厳しくなる可能性があります。
実際に夜日勤で、年収1000万円以上稼いでいる運転手も一部いますが、短期間で稼ぎたい人以外には、お勧め出来ないシフトです。
長くこの仕事を続けていくには、隔日勤務か昼日勤をお勧めします。
※勤務時間、勤務日(出番)については各社の規定に準じます。
定時制
アルバイト・パートの雇用形態を意味します。
通常の隔日勤務が月間12乗務なのに対して定時制は月間8乗務以内の勤務になります。
日勤の場合は最大で16乗務になります。
これは副業でタクシー運転手をする方や、年金受給者が気軽に出来る勤務形態です。
パートとしての雇用になるので、正社員より歩合率が5~10%ほど、低く設定されています。
タクシー業界に興味をお持ちの方へ
タクシー業界の勤務形態は、他の業界と比較するとかなり違いますが、最初は大変でも徐々に慣れていきます。
もし、タクシー業界にご興味があるようでしたら、こちらの記事がご参考になります。
⇒タクシー業界に転職する際に、注意したいポイント
関連ページ
以下のページも読んで頂くと、タクシー業界のことをもっと詳しく知ることが出来ます。
|
タクシー運転手の1日の流れ |
|
タクシーで夢を叶えた人達 |
|
タクシー運転手の年収 |
|
どんな人が稼ぐことが出来るのか? |